監査法人はアサインベースで仕事をするために、定期的に複数の担当クライアントに一定期間お邪魔して、会議室等の監査用の部屋を借りてそこで数人~十数人で日々の業務をすることが多いです。

とはいえ、監査業務をするにあたって基本的に貸してもらえるのは監査用の部屋だけであり、監査に必要な用具一式は自分たちで事前に用意しなければなりません。

監査をするにあたって必要なものは、まずは一番大事なのは過去の監査調書です。

監査調書って一杯ありまして、これが重いんですよ(汗)

なので、監査調書は法人にもよりますが最終的には紙ベースで保存するためにでっかいキングジムファイルに数百ページもの監査調書を綴じることになります。

さらにそれが、科目調書用であったり、開示チェックの調書であったりと調書の種類も複数に分かれるので、その種類分だけ重いキングジムファイルがあるわけです。

その他には、監査を行うための文房具一式も当然必要になってきますね。

基本的にはプリンターとかコピーとかは、クライアントのものを使うわけにはいきませんので、こちらで携帯用のプリンター(といってもでかいですが・・)を用意します。

その他、プリンター用の大量の紙だったりそれに付属するアダプター、ノートPCを人数分コンセントにつなげるための延長コード、ホチキス、穴あけパンチ、付箋、クリアファイル・・・とまあ、細かいところを挙げていくとキリがないくらいの監査用具を用意してからクライアント先に行くことになるわけです。

これほどの量だと、当然人数分のカバンに詰め込んだところでたかが知れてます。

絶対入りきらないです、小型プリンターありますし(笑)

なので、通常は大きなスーツケースにそれらの監査用具一式を詰め込んで、クライアントに行く前日や当日の朝に到着するように宅急便でそのスーツケースを発送することになります。

そこで出番になるのが、1年目の新人です。

この荷物発送業務というのは、監査法人に入所した新人が誰もが経験するものです。

で、この荷物発送作業の流れとしては、まずはアサインされていなくて事務所で待機している新人に優先的に連絡が上司からきます。

ちなみに、自分が関わらないクライアントでも荷物発送だけすることは全然あります。

当然、自分が担当するクライアントで一番下の年次なら自分が行うことになります。

その荷物発送を頼んでくる先輩や上司は、たいてい別のクライアント先に行っている最中なので、電話で連絡があります(だいたいその上司たちが荷物発送先のクライアントに行く前日とか前々日とかです)。

そこで荷物発送をする余裕があるかどうか聞かれ(あまりノーと言えませんが・・・)、自分ができるようならメールで詳細に送ってほしいものを後ほど指示されます。

指示された後は、調書室や文房具が色々と置いてある場所から過去調書やプリンターやその他の文房具をせっせと歩き回ってスーツケースに入れていくわけです。

これが回数をこなしていくと、慣れてきてスムーズな作業になっていくんですが、最初はやはり結構時間がかかります。

そのクライアントの調書がどこにあるか、プリンターがどこにあってコンセントやUSBケーブルの型番とちゃんとあっているか、その他の文房具がどこにあるかなど、色々と気を付けなければいけないので結構緊張するもんなんです。

さらに、クライアントの規模や指示してきた上司のさじ加減によっては、前年だけじゃなくてさらに前の年の監査調書も送ることもあるので、スーツケース2つ~3つになることもあったりします。

そして極めつけは、当日電話がかかってきて2~3時間以内に荷物発送をしなきゃ指定の日時に間に合わない状況で頼んでくる人もいたりします(汗)

そんな感じで荷物発送をするだけといっても、一口で片づけられないくらい手間がかかって大事な作業なのです。

そして、入所して最初の頃は色々とミスをします・・・(汗)

多いのが、プリンターと接続するためのケーブルの型が違うものをスーツケースに入れてしまって、いざ先輩や上司たちがクライアント先についてプリントアウトしようと思っても接続できないケース。

これ、違うケーブルじゃん!

なんて、電話がかかってきて怒られたりします・・・。

次に多いのは、必要十分な監査用具一式の一部をスーツケースに入れるのを忘れていたというのもあります。

時間のない中、急いでスーツケースに色んな調書や文房具を入れたりしてると、何か一つは入れ忘れたりすることがあるんですよね~(汗)

そして、自分が1度だけやってしまった最悪なミスは、着払いでスーツケースをクライアント先に送ってしまったことがあります・・・。

基本、荷物発送の費用は一旦はこちら側が持つことになるので、着払いで送るというのはまずありえません。

当然、注意されました・・・(事務所の総務の人と現場の上司の両方に)。

とまあ、色々と荷物発送業務は奥が深かったりしますので、監査法人に入所した際はくれぐれも気をつけてください。

会計士の仕事は「最初は荷物発送から」といっても過言ではないくらいです。

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