中堅監査法人で働くことの最大のメリット

中堅監査法人で働くことで得られる一番のメリット。

それは、会計士としての成長の速さです。

これはUSCPAJCPAも変わりません。

中堅監査法人は大手に比べて、小規模です。

パートナーや事務スタッフも含めても100名未満の監査法人が多いです。

それゆえ、小規模な監査法人はクライアントも小規模なところが多いです。

東証に上場している企業よりも、ジャスダックなどの新興市場に上場してる会社が多く、従業員数も売上も大手監査法人の大口クライアントに比べると規模は圧倒的に小さいです。

そういう小規模なクライアントを相手に監査をするわけなので、大体監査チームはパートナーを除くと3~4人の実行部隊で監査業務をすることになります。

なので、大手監査法人に比べると一人の担当する業務範囲が広く、大手で3~4年目のスタッフに割り振られる業務を、中堅監査法人では1~2年目で担当することが必然的に多くなります。

例えば、個人的には監査におけるメインの業務は「科目調書の作成」だと思っています。

科目調書とは、「現預金」や「売掛金」「売上」等の勘定科目一つ一つについて数字に間違いや不正がないかをチェックする手続きの結果を成果物としてまとめたものです。

なので、自分がどの科目を担当するかは現場責任者であるインチャージ(主査)が個々のスタッフに割り振るのが通常です。

基本的に1年目は現預金やその他資産等の作成が比較的容易で監査上そこまで重要性が高くない科目を任されるのがセオリーになっています。

逆に、売上や売掛金、税金等の重要で手続きが難しい科目についてはシニアスタッフ等の経験を積んだ人が担当することが多いです。

しかし、小規模なクライアントを数人で監査をする中堅監査法人では必然的に多くの科目調書の作成をすることになるので、大手に比べて科目調書の作成の経験値が上がりやすいです。

例えば、売上や税金科目などは大手ではクライアントの規模が大きいと、5年目くらいのシニアスタッフが担当したりすることが多いですけど、中堅監査法人では売掛金や売上等の科目調書の作成を2年目で任されたりすることもあります。

なので、中堅監査法人の方が多くの科目を経験する速度が早いわけです。

そして早い段階で多くの科目調書の作成を経験すると、必然的に監査の全体を見渡せるようになってきます。

その結果、インチャージを任されるのも大手に比べて早いです。

前の中堅監査法人時代では、2年目でインチャージに抜擢されているスタッフもいました。

大手で、しかも大口クライアントとなると、マネージャークラスにならないとインチャージは任されないんじゃないでしょうか。

しかも、中堅監査法人の場合は部門というものがないところが多いので、監査以外の業務も経験することが結構あります。

デューデリジェンスだったり、株価算定(バリュエーション)だったり、監査報告会でのクライアントの役員の前でのプレゼンだったり。

このように、間違いなく大手よりも自分の意欲次第で成長できる早さが違ってきます。

「大手は深く狭く」「中堅は広く浅く」というのが自分の感じた仕事の仕方だと思ってます。

実際、中堅監査法人時代はそれこそ「これ監査法人がやること??」っていう業務も経験した(させられた?)ので、今思うと良い経験になってます。

実際、中堅監査法人に入所してきたばかりの新人の中には、経験を早く積みたいという理由で大手の内定を蹴って入所してくる人たちも結構いました。

なので、「会計士として早く成長したい!」「早くインチャージを経験して会計士としての自分の市場価値を高めたい!」と思っている人は中堅監査法人が合っているんじゃないでしょうか。

逆に、安定とかネームバリューを求めたり、ゆっくりと成長したい人は大手監査法人の方が合っている気がします。

まあ、企業としての安定度は間違いなく大手なので、自分は今の方がいいです(笑)

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