本編でも書いたが、USCPAに合格してから1社の転職エージェントに登録をして中堅監査法人への内定をギリギリ勝ち取った。

しかし、実はエージェントを通さず、とある別ルートで直接大手監査法人の1社(A社としよう)の面接を、転職エージェントに登録する直前に受けていた。

幸運にも面接に呼ばれたのだ。

人事から連絡がきて、指定日に面接地へ足を運んだ。

当然派遣の仕事は仮病を使って休んだ。

先に面接する部屋である会議室に通され、緊張しながら待っていた。

しばらくすると、扉の外でこれから面接をするだろうパートナーと思われる2人が人事担当者と話しているのが聞こえた。

パートナー「あ、この方はUSCPAにはもう合格しているんですね」

人事担当者「そうなんですよ。なのでお願いします。」

的な会話がされていた。

ってことは、こんな話をしているということは会議室に入る直前まで自分の履歴書や職務経歴書には全く目を通していなかったということだったんだな。

元々特殊なルートでの応募ということもあり(コネではないです)、人事担当者も面接日程調整に苦慮していたみたいなので、とにかく今日の面接は時間に少しでも余裕がありそうなパートナーをなんとか捕まえた感じだったんだろう。

そして、ノックの音が聞こえパートナー2人が入室。

面接官2人はおもむろに自分の履歴書と職務経歴書にざっと目を通す。

ドキドキドキ、、、、

面接官A「USCPAにはもう合格してるんですね~」

俺「はい、7月に合格しました!」

その後多少の沈黙が、、、

面接官B「株取引とかはやってないですか?」

俺「はい、株には興味ないので全くやってません!」

面接官A「犯罪歴とかも大丈夫ですよね」

俺「はい、もちろん大丈夫です!」

、、、、、これ、面接か?

そしてしばらく沈黙が続く。

なにやら2人とも質問する材料を探すために必死に自分の履歴書と職務経歴書に目をやっている。

やはり急遽呼ばれたパートナーなんだな。

面接官A「前の会社ではどういうことをされてたんですか?」

俺「前は派遣社員として伝々、、、、、、」

面接官A「そうですか~、大変そうなお仕事ですよね~」

そして、再度沈黙、、、、

面接官B「留学してよかったことはなんですか?」

俺「留学して1番大きかったのは伝々、、、、、」

面接官B「なるほど~」

そしてしばらく沈黙、、、

面接官A「何かご質問はありますか?」

俺「はい、今回応募させていただいてる部門では云々、、、、」

そして面接なのかどうかわからないような面接は終了した。

そして帰りは人事担当者に案内され、面接通過した場合は連絡をするとのこと。

「うーむ、今日の面接はめちゃめちゃ楽だったけど、いいのかな~」なんて思いながら家に帰った。

急造面接官を用意してきたということは、自分の選考はやる気がないという風にもとれる。

とりあえず面接だけしてやってやろうか、みたいな。

そして、案の定1週間経っても何も連絡が来なかった。

「やはりダメだったか、、、」

そして転職エージェントにすぐに登録してなんとか中堅監査法人の内定を勝ち取った。

入社前の1ヶ月はすでに派遣先の仕事も辞めていて引越しや遊びほうけていた。

「ふはは~~、来年から会計士じゃい~~」

そして入社も2週間後に控えたある日、自分のメールアドレスに1通のメールが。

それは、面接を受けていたことなどとっくに忘れていた大手監査法人のA社からのものだった。

人事担当者「かずにい様、先日受けていただいた面接の結果、内定ということになりました」

何~~~~~~~~~~!!!????

内定?あのやる気のない面接1回で??

なんで今更?

なぜ1ヶ月半も経ってから?

っていうか「先日」じゃないだろ、もはや!

当然中堅監査法人への入社はオファーも正式に受諾してサインもして、入社後の研修等の連絡も来ている。

でも、できることならBig4に入りたいよ。。。

しかし、しかしだ、、

もう遅いんじゃ~~~~~~~~~!!

そしてA社の人事担当者からのメールに返信をした。

主音声メール「担当者様、お世話になっております。内定のご連絡誠にありがとうございます。しかしながら、現在は他社への入社がすでに決まってしまっておりますので、大変心苦しいですが内定は辞退とさせていただきます。申し訳ありません。」

副音声メール「おんどりゃ~~!1ヶ月半もなにしてたんじゃ~~!遅いんじゃ~~!一体内部で1ヶ月半も何を相談してたんや!おう!?急な欠員でもでたから思い出したように採用するつもりか???他の監査法人にもう決まっとるからもう無理じゃい!アンタのとこに入りたかったんだから、もっと早く連絡してこいや~~!」

こんな感じで泣く泣く丁重にお断りしました。

そして、後ろ髪をひかれる思いで中堅監査法人への扉を開けたのでした。

「くそ~~、Big4まであと1歩だったのに。俺は絶対諦めんぞ!!」
あの謎の面接と謎の採用連絡は一体なんだったのでしょう。